クラシックギター譚
今回は、クラシックギターについて語らせていただきます。クラシックギターって聞くと、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?学校で弾いたことがある、アコギの仲間?、村治佳織さん、福田進一!(この人の名前が出てくる方はなかなかのクラシック通かと笑)。
村治佳織さんが10代でデビューされた90年代は、クラシックギターが大いにピックアップされていた印象がありますが、最近はYoutube界隈で活動しているクラシックギタリストの登録者数を拝見すると、かなりの実力者であっても1000人から多くて10万人程度と少し寂しい印象を持ちます。今だと、猪居亜美さんなどが有名でしょうか?アレンジが素晴らしい!
私は大学生の頃、クラシックギターの音色に魅せられて、クラシックギターを習いだし、クラシックギターの発祥の地であるスペインに魅入られ、バルセロナやグラナダにも何度か足を運びました。クラシックギターには人生の喜びの多くを教えてもらい、感謝を仕切れない存在でもあります。そんなクラシックギターの魅力について、少しお話させていただきたいと思います。
クラシックギターの魅力
- 多彩で癒しの音色:ギターに使用している木材、弾く位置などにより多彩な音色を奏でることができる。弦にはナイロンとスチール弦が用いられ、柔らかな癒しの音色が聴ける。
- 独奏楽器として確立:クラシックギターは独奏が一般的です。オーケストラなどと共演するケースもありますが、低音から高音まで4オクターブをカバーしており、小さなオーケストラと呼ばれる所以ですね(因みにピアノは7オクターブ)。
- 様々なジャンルを演奏できる:クラシックはもちろん、現代曲、ボサノヴァ、フラメンコ、ジャズ、映画音楽と色んなジャンルを奏でることができます。
クラシックギター譚
クラシックギターはスペインで生まれました。クラシックギターの元となった楽器がリュートで、アラビアから伝わりました。スペインの南部は、イスラム文化との融合が色濃く、クラシックギターで弾かれることの多い、「アルハンブラの思い出」の題材となったアルハンブラ宮殿など魅力的な建築が現存していますね。
リュートが19世紀に現在のクラシックギターに改良され、今に至ります。
私が一押しのクラシック奏者は、
Sanel Redzicさん
です。
リュートのために書かれたこの曲は、教会で弾かれることで壮言さを増し、Sanelの実直なバロックらしい演奏でさらに更に昇華されています。秋の夜長に目を閉じながら聴いていただければ嬉しいです。
ではまた!最後までお読みいただきましてありがとうございました。